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公益財団法人電気通信普及財団
財団賞 第一回特別講演・交流会(オンライン開催)

特別ゲスト 山崎 直子 氏(宇宙飛行士)
「地上400キロからみた日本の科学技術の未来」

 今まさにスタートした、Beyond 5G(6G)の研究では、高度なAIを用いたデジタルツインによる超スマート社会、宇宙や海底、さらには人間の体内での通信といった、まさに本財団の支援や表彰を差し上げた技術がどんどんと取り上げられています。
 このコロナ禍において本財団では、文理融合したこの貴重なコミュニティの幅広く且つ継続的な交流を行うべく、電気通信普及財団賞の歴代受賞者及び、財団賞に応募実績のある方、財団賞にご関心のある方ほかを対象とした特別講演・交流会を企画しました。記念すべき第一回目は宇宙飛行士の山崎直子さんをお招きし、「地上400キロからみた日本の科学技術の未来」について講演を賜ります。また本財団賞受賞者によるバーチャルポスターセッションをオンラインツールを駆使して行い、山崎さんを含めて交流の機会を作ります。
 多くの歴代受賞者等を含めたコミュニティ・交流の場づくりを目指しておりますので、ぜひご参加ください。
開催日時 2021年5月28日(金)15時〜19時(予定)
プログラム 15:00 開会

▼第一部 15:30〜16:00
 
基調講演「Beyond 5Gが目指す、未来の世界 -自動運転にみる未来予想型ディジタルツイン-」
 慶應義塾大学 山中 直明 氏

特別講演「地上400キロからみた日本の科学技術の未来」
 宇宙飛行士 山崎 直子 氏

▼第二部 16:50〜
ポスターセッション発表者による30秒プレゼン(ピッチ)
 第36回電気通信普及財団賞受賞者

〜休憩(10分)〜

▼第三部 ポスターセッション 
17:30〜18:10 セッションA
18:10〜18:50 セッションB

19:00 閉会
講演内容・登壇者紹介1
「地上400キロからみた日本の科学技術の未来」
宇宙飛行士 山崎 直子 氏

 このたびは、電気通信普及財団財団賞受賞おめでとうございます。この記念すべき第一回特別講演・交流会でお話しできることを大変光栄に思います。
 次の世代のBeyond 5Gネットワークでは、宇宙通信は最重要項目です。今年に入ってからも、月探査計画が具現化に向けて進み、さらにはつい最近、日本人宇宙飛行士星出彰彦さんもISSに乗船しています。そして多くの民間商用衛星が打ち上げられ、宇宙の利用の時代が幕開けました。本講演では、少し長い視点で、皆さまのご専門の電気通信技術を宇宙から眺めてみたいと思います。

◎山崎 直子 氏 プロフィール
(宇宙飛行士)
 千葉県松戸市生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了後、宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。1999年国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士候補者に選ばれ、2001年認定。2004年ソユーズ宇宙船運航技術者、2006年スペースシャトル搭乗運用技術者の資格を取得。2010年4月、スペースシャトル・ディスカバリー号で宇宙へ。ISS組立補給ミッションSTS-131に従事した。2011年8月JAXA退職。内閣府宇宙政策委員会委員、一般社団法人Space Port Japan代表理事、日本宇宙少年団(YAC)アドバイザー、女子美術大学客員教授、日本ロケット協会理事・「宙女」委員長、一般財団法人BEYOND Tomorrow評議員、一般財団法人ワンアース名誉顧問などを務める。著書に「宇宙飛行士になる勉強法」(中央公論新社)、「夢をつなぐ」(角川書店)、「瑠璃色の星」(世界文化社)、「宇宙に行ったらこうだった!」(リピックブック)など。
講演内容・登壇者紹介2
「Beyond 5Gが目指す、未来の世界 -自動運転にみる未来予想型ディジタルツイン-」
慶應義塾大学 山中 直明 氏

 文系のご参加の方にもわかるように、いま、導入されている5Gの次の時代のBeyond 5Gについて解説する。5Gもその次の6Gももはや、携帯電話の無線方式のジェネレーションではない。Beyond 5Gでは、超低遅延性にもとづきすべての物(IoT)がネットワークに接続され、サイバー上(クラウドのような物)にエージェント(代理)を作り、エージェント間で高度な連携協調制御を行う。それが進むと、ディジタルツイン(現実社会のコピー)ができ、そこでは高度なAIが入り、未来の社会を推定し(シュミュレーション)最適を目指す。
 その結果にもとづき、現実を制御(自動運転車なら止まるとか)する。これは、安全で高度に社会全体の利益を生むよう制御されるとも言えるが、もしかしたらコンピュータが決めた世界になるとも言える。

◎山中 直明 氏 プロフィール
(慶應義塾大学理工学部情報工学科 教授、慶應義塾先端科学技術研究センター 所長)
 1983年 慶應義塾大学理工学研究科大学院修士課程了。同年日本電信電話(株)武蔵野電気通信研究所入社。以来、NTT未来ねっと研究所、NTTネットワークシステム研究所特別研究員等として将来のBroadband ISDN、高速・広帯域交換方式の研究開発、ノードシステムの研究開発、光バックボーンの研究に従事。2000年 米国医電気学会IEEEにおいて当時日本人最年少Fellowとして選抜、2004年 慶大・理工・情報・教授、現在に至る。工学博士。

 1990, 1994, 1998 IEEE ECTC 40th,IEEE ECTC 44th 及びIEEE ECTC 48th Best Paper Award, 1995 IEEE CPMT Part-B The Best Transaction Paper Award,同年電気通信普及財団テレコムシステム技術賞、電子情報通信学会論文賞,2015 電子情報通信学会業績賞,2018 電子情報通信学会功績賞等数多く受賞.IEEE Com. Mag. Technical Editor, IEEE ComSoc Board,IEEE ComSoc Asia Pacific Board Director,電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会委員長,電子情報通信学会東京支部長,電子情報通信学会編集理事、企画理事、学術会議連携会員、総務省Beyond5G時代の有線ネットワーク検討会主査等を歴任.Photonic Internet Lab. 代表.IEEEフェロー、IEICEフェロー.情報処理学会シニアメンバー.
対象 これまでの電気通信普及財団賞受賞者、研究調査助成採択者、
応募実績のある方、受賞者等から紹介を受けた財団賞にご関心のある方
実施・配信方法 EventIn(イベントイン)にて実施

EventIn(イベントイン)は、1対Nの大規模な講演や、ポスターセッションのような複数人の発表者による配信を複数本同時進行で開催できる株式会社ブイキューブのオンラインイベントプラットフォームです。

[サービス概要]https://jp.vcube.com/service/eventin
[動作環境]https://jp.vcube.com/support/eventin/requirements/
 Windows7以降(Chrome, Firefox)、MacOS最新版(Chrome, Firefox, Safari)
※携帯電話、タブレットからのご利用はできません。
主催・協力 主催 公益事業法人電気通信普及財団
協力 一般社団法人電子情報通信学会
お問い合わせ先 電気通信普及財団 特別講演・交流会事務局
tafcontact@icr.co.jp

※電気通信普及財団 特別講演・交流会事務局の事務局運営に係わる業務は、公益財団法人電気通信普及財団が株式会社情報通信総合研究所に委託しております。